台湾の物価は高いって本当?食べ物がメチャ安いです

台湾物価高い

 

「台湾の物価は高いの?」「日本と比べてどのくらい?」
これから台湾旅行を計画している方は、物価の高さが気になりますよね。

 

私もガイドブックで台湾の物価の高さを調べてみたら「日本と同じくらい、ものによって少し下がる」と書かれていて「日本と同じ感覚なんだ」と思っていました。しかし実際に台湾に行ってみると「台湾の物価は低い!」と感じましたよ。

 

とくに食品、タクシー、交通の物価が低いので、台湾は食べ歩きにいい旅行先だと思いました。日本だと1食800円とかするのは当たり前ですが、台湾だと家族3人で800円とかざらです。

 

台湾旅行をしてみて、台湾の物価は高くないと感じたので、写真付きで解説していきたいと思います。

 

台湾の物価は高い?→安いものが多いです

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台湾の物価は高いのか?結論「安いです。」日本の物価はどんどん上がっているので、家計を圧迫していますが、台湾は物価が低く日用品が買いやすい国です。

 

お土産が300円~400円で買える

日本だとお土産にその地域のお菓子を買おうとしたら、1,000円前後するのが普通です。1箱5~6個しか入っていないお菓子も多く「パッケージ代が高いのか?」と思うほどですよね。

 

一方で台湾にて有名なパイナップルケーキは、1箱100元でも買えます。台湾では「台湾元」「台湾ドル」が使われていて、レートは2019年9月21日現在で3.47円でした。

 

台湾元×4で計算すると日本円に換算することができます。台湾のお菓子が100元とは、300~400円で買えるということです。

 

もちろん台湾のガイドブックに載っているパイナップルケーキはもっと高いです。有名店は300~400元なので、日本円だと1,000円以上する計算ですね。

 

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私が買った安いパイナップルケーキは、迪化街(ディーホワジェ)と台北101地下にあったスーパーで買いました。迪化街は歴史的町並みが残る問屋街で、パイナップルケーキが1箱100元以下でも買えるので、大量にお土産が必要な方におすすめです。

 

 

迪化街では100元以下のパイナップルケーキを買いました。味はかなり落ちるとは思いますが、自宅用に買ったので問題はありません。パッケージにニンジャが描かれていて、日本風なのが少し不思議ですね。

 

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台北101の地下には、「JASON MARKET PLACE(ジェイソンズマーケットプレイス)」というスーパーマーケットが入っていて、そこでもバラマキ用の激安パイナップルケーキが売られていました。1箱100元以下でも買えるので、大量買いが必要な家庭におすすめです。

 

 

ローカルフードは1杯100元以下も多い

台湾の物価が低いといえる理由に、ローカルフードの安さが挙げられます。台湾は外食文化が発達しているようで、1杯100元以下の食べ物が多くあるのが特徴です。

 

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台湾でも有名な「魯肉飯(ルーローハン)」は、九份で食べました。魯肉飯はご飯に豚肉を刻んで八角などの調味料で味付けしたものを上にかけたローカルメニューです。

 

右側にある魚の団子のスープも、台湾では庶民の味として親しまれています。魚丸湯(フィッシュボールスープ)は日本のすりみよりも肉厚で、スープはあっさり日本人好みです。

 

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そして青菜と肉を炒めたもの。中華料理店でよく見かけるような味で、食堂に訪れていた地元の人らしき人も、食べていました。

 

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最後に台湾のローカルフードのひとつ「牛肉麺(ニウロウミエン)。モチモチとした手打ち麺にスープとお肉が絡み、日本人でも食べやすいメニューです。

 

台湾のお店や屋台で食べられる小料理のことを「小吃(シャオチー)」といいます。小分けになった小料理を1人で複数注文して地元の人も食べていました。

 

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九份で食べた丼もの2皿、麺類、スープ、野菜炒めを注文して合計で1,000円くらいでした。お店のメニュー表には魯肉飯40元、牛肉麺45元、魚丸湯50元とあります。家族3人で夕食を食べて、1,000円前後は日本ではありえませんよね。

 

九份までのタクシー代は200元~250元

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九份まで行く場合は、台北から電車に乗って瑞芳駅(ルイファン駅)まで行き、駅からタクシーかバスに乗り換える必要があります。台湾では駅のことを「車站」と書くようです。

 

瑞芳駅からバスが出ていて安いのですが、「手を上げないと乗らせてもらえない」「坂道でかなり揺れる」という話もあるようで、駅からタクシーで九份まで行くのがおすすめです。

 

瑞芳駅前には、黄色いタクシーが多数停まっています。台湾のタクシー運転手は向こう側から積極的に営業してきて、話しかけてきます。

 

タクシー料金は決まっているようで、200~250元くらいで行くことができます。運転手さんは料金表を持っていて、発車する前に値段交渉してくれるので安心です。

 

駅前に停まっている黄色のタクシーを利用すれば、ぼったくられる心配がありません。タクシー代が200元とすると九份までは800円くらいで行けるので、数人でタクシーに乗れば日本でバスに乗るような感覚で行けて便利です。

 

台湾に住む方の月収は10~15万円ともいわれているようで、1件あたり800円稼げるとなると、日本人はかなり美味しい客なのでしょうね。九份までは短時間なので、何度も往復すれば台湾のタクシー運転手はかなり高い月収になっているはずです。

 

 

地下鉄(MRT)

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台湾にはMRTという地下鉄が通っています。料金は100円前後なので台湾旅行で積極的に使うといいです。

 

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MRTの改札口は日本とそれほど変わりがなく、迷わないと思います。注意したいのが地下鉄の車両内は、飲むのも食べるのもNG。飴を食べるのもダメなので注意してください。

 

日本の感覚だと、地下鉄車両内で一口お茶や水を飲みたくなってしまいますよね。しかしMRTでは車内に罰金の表示があるので、普段の癖で飲まないようにしましょう。

 

台湾ではやってはいけないことを罰金で表示することが多いようです。厳しくしないと守らない人が多いということなのでしょうか。

 

ちなみにMRT、バス、ローカル列車に乗るときは「悠遊卡(ゆうゆうカード)」を購入するのがおすすめです。日本のSuicaのような電子マネーカードで、チャージして使います。

 

悠遊卡は運賃が2割引きとなるので、たくさん乗るとお得です。

 

タピオカミルクティは1杯100円台

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台湾に行ったらぜひ飲みたいのが、タピオカミルクティですよね。日本でタピオカミルクティを飲もうと思ったら、500円はするので断念した方も多いはず。

 

一方で台湾のタピオカミルクティは100円台で安いです。台湾は暑いのでドリンクをテイクアウトできるカフェが多く、タピオカミルクティのような飲み物を持ち歩いている人も多いです。

 

注意したいのが、「台湾の飲み物は甘いものが多い」ことです。無料で飲める紅茶にも砂糖が加えられていて、かなり甘かったです。

 

タピオカミルクティを飲むなら、タピオカ自体に甘みが付いているので、甘いのが苦手な方は注意してください。甘いものが苦手なら無糖のタピオカミルクティを選びましょう。

 

駅前には「50嵐」「CoCo」などのドリンク店のお店があります。駅前のドリンク店はいつも混雑していて、人が並んでいました。

 

ホテルは何人で泊まっても一律料金

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台湾のホテルで一般的なところに泊まるなら、8,000円以上が目安です。1泊5,000円以下のホテルもありますが、台湾のカップルが使うことが多くおすすめではありません。

 

1泊8,000円以上とはいっても、台湾は1部屋の料金なのでお得です。日本だと1人当たりの料金設定ですが、台湾は1部屋いくらの設定になっています。

 

つまり1部屋8,000円の部屋に、3人や4人泊まれば安いのです。台湾では家族や友人で相部屋となるのは当たり前で、1人当たりの料金がとても安いのが特徴です。

 

1泊1万円以上のホテルを利用すれば、設備も充実しています。日本でいうカプセルホテルのような宿泊先なら、300元でも泊まれるので旅費を節約したいなら、ブッキングドットコムなどで料金を比較してください。詳しい料金は下記の記事でも紹介しているので、合わせて参考にしてみましょう。

 

 

果物は100~200元あれば食べられる

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夜市に行くと、台湾の果物が売られています。南国の果物を日本で食べようと思うと高いので、台湾の夜市で味わってみるのもいいですよ。

 

写真は台湾のスモモ。甘酸っぱくて甘さもあるので、とてもおいしかったです。夜市で買うと100~200元はしました。

 

注意したいのが士林夜市にあるフルーツのぼったくり。台湾の果物は量り売りで、100元だと思って買ったらグラム単位であれよと値段が上がり1,000元も取られるケースがあるそうです。

 

台湾の果物を食べたいと思ったら、台湾のスーパーにある果物を買ったほうがお得。100元もあれば結構な量の果物が買えるので、夜市のカットフールは相場より高いと思っておいてください。

 

コンビニドリンクは1本買ったらサービス

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台湾の水は硬水で、ミネラル分を多く含んでいます。日本の水は軟水のため、日本人が台湾の水を飲むとお腹がゆるくなる可能性が高いです。

 

現に、台湾旅行中は家族みんながお腹がゆるかったです。もしかしたら、夜市のカットフルーツのせいかも?

 

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台湾の水は一度タンクに貯蔵してから送り届けるシステムです。台湾のビルや一戸建てなどどこでも水のタンクが設置してあって、タンクから水を届けています。

 

タンクに溜めた水は日本ほど衛生管理ができないので、一度沸かしてから飲むのが鉄則。ホテルにウォーターサーバーが設置されていて直接水道水を入れる方式もありますが、沸かしてあるか不安な方は聞いたほうがいいです。

 

日本人が水を飲むなら、コンビニなどで水やお茶を買うようにしましょう。日本のペットボトルは1本150円ほどですが、台湾の水やお茶はそれより安いです。

 

台湾でよく見かけるのが「2本買ったら2本目が10元」というサービス。2本で35元だとすると、140円しないくらい。かなり安いですね。

 

コンビニやスーパーで売られているお茶は、台湾式のお茶と、日本式があります。緑茶を選べば日本のお茶と味が変わらないので飲みやすいです。

 

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台湾のコンビニには、オシャレなボトルに入った飲み物が売られています。容器を捨ててしまうのがもったいないくらい、可愛いです。

 

洋服は100元も多数あり

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台北にある地下街に行くと、100元で売られている洋服が多かったです。100元は日本でいう500円のワンコイン以下の洋服なので、品質はよくないです。

 

品質のよい台湾の洋服を買おうと思うと、ブランド品を扱うショッピングモールやデパートに行く必要があります。しかし日本のブランド品が安く売っているわけでもなく、ユニクロも日本のほうが安いです。

 

ユニクロといえば日本ではプチプラブランドですが、台湾ではやや高めのブランドといった扱い。台湾にいる現地の方は、100元の激安服を着ているか、若い方なら少しいい洋服を着ているケースもありました。

 

台湾の3泊4日の予算とは?

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台湾に3泊4日で予定を組んだら、ホテルや航空券で10~11万円くらい、現地では3人で3万円の現金があると十分でした。3人で台湾に3泊4日する場合、13~14万円でも行くことはできます。

 

台湾元の入手は、現地のATMで引き出す方法がおすすめです。クレジットカードのキャッシングや、日本の銀行口座でも海外で引き出せるところもあります。

 

とりあえず空港や台北駅にあるATMを使って、日本円で3万円くらい引き出しておきましょう。足りなくなればクレジットカードが使えるお店もあるので、問題はないと思います。

 

クレジットカードは、ホテル・レストラン・デパートなどで使えます。夜市やローカルフードのお店では使えないことが多いので、現金払い用に多少の現地通貨を用意しておいてください。

 

台湾の物価は安くておすすめ

日本は食品の値段がどんどん上がっていて、飲食店でも少し前までは1人700~800円で食べられたのに、いつの間にか1,000円以上しているところもあります。

 

台湾は食べ物の費用が安く、ローカルフード店では1食200円でも食べられると思うと安いですよね。レストランなどは日本の相場とそれほど変わりがないようですが、それでも交通機関やホテルが安く、総合的に安いと思います。

 

台湾旅行をするときは、数人で3万円の現金を持っていけば十分。高い買い物をする場合はクレジットカードで支払うようにすれば、それほど現金を持ち歩かなくて済みますよ。