台湾ローカルフード6選と注文方法・マナー

台湾ローカルフード

 

「台湾のローカルフードを食べたい」「私でも注文できるの?」
台湾はローカルフードが魅力ですが、その一方で中国語が話せなくても注文できるのか不安がありますよね。

 

台湾には日本にないマナーが存在するため、現地の様子を知らずに行くと、「もう台湾に行きたくない」「台湾の屋台は怖い・・・」なんてことに。

 

だからこそ台湾旅行経験者の私が、おすすめ台湾のローカルフードの紹介から、現地での注文方法・マナーを解説したいと思います。海外旅行は怖いと感じている方に役立てていただければ幸いです。

 

台湾のローカルフードの注文方法・マナーがわかると

  • 台湾旅行に積極的に行ける
  • ローカルフードを満喫できる
  • 外国でも注文に怯えなくていい

 

台湾のルールを事前に知っておくことで、屋台式が多い台湾でも注文が怖くなくなりますよ。では具体的な情報を見ていきましょう。

 

台湾ローカルフード6選

台湾ローカルフード

 

台湾のローカルフードを食べる旅をするなら、食べておきたい6つのメニューを紹介します。どれも定番メニューで、安価で食べられるのが魅力です。

 

1・牛肉麺(ニュウローミェン)

牛肉麺

 

牛肉麺は、台湾で手軽に食べられる麺料理です。牛肉を煮込んだスープに、小麦粉で作った麺が特徴的です。

 

牛肉麺の料金は、45元~280元くらい。ローカル食堂で注文すれば、1杯45元前後で食べられます。

 

スープは「清燉」というサッパリ系と、「紅燒」の濃厚な味があります。トマトが入った酸味が効いたタイプも食べられますよ。

 

牛肉麺の麺はお店によって異なりますが、どこも手作り麺なのが魅力。スープが入ったものが一般的で、中には汁なしを提供しているお店もありました。

 

2・魯肉飯(ルーローファン)

魯肉飯

 

魯肉飯は、台湾のご飯物で定番です。ご飯に豚肉のそぼろをかけたもので、主食に魯肉飯と別におかずを数品プラスするとお腹いっぱいになります。

 

簡単に説明すると、豚バラ肉を甘じょっぱく煮たものをご飯にかけています。日本人の口にも合う味付けですが、八角を使っているので好き嫌いがわかれる味です。

 

魯肉飯の値段は、40元~150元くらいです。庶民的なお店や屋台で魯肉飯を食べれば、1杯200円前後で食べられます。

 

3・小籠包(シャオロンポー)

鼎泰豐

 

台湾のローカルフードで当たり外れが少ないのが、小籠包です。小籠包の名店も多数あるためお店によって値段は異なりますが、100元前後から350元くらいが相場です。

 

小籠包の名店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」だと、400元からと少々お値段が高くなります。台北101にある鼎泰豐のお店は、小籠包を求める人で行列になっていることが多く注意してください。

 

小籠包

 

安く小籠包を食べたいなら「士林夜市」などの屋台で探してみましょう。私も士林夜市で小籠包を食べましたが、生姜がたっぷり乗っていて美味しかったです。

 

 

4・魚丸湯(イューワンタン)

魚丸湯

 

九份で食べてもらいたいローカルフードは、魚丸湯です。「九份張記伝統魚丸」というお店では、50元で食べられます。

 

魚丸湯は、かじきなどの魚のすり身を団子状にしたもので、あっさりとしたスープ系メニューです。独特の香辛料は使っておらず、日本人でも食べやすい味です。

 

魚丸湯
九份以外でも台湾の定食メニューで魚丸湯が付いてくることもあります。台北の地下街にある食堂でご飯を食べたら、魚丸湯が付いてきたメニューが食べられました。

 

 

5・包子(バオズ)

包子

 

包子は、日本でいう肉まん・餡まんのことです。台湾にある甘い包子は、タロ芋入りで日本の味とは違っていて面白いです。

 

迪化街を歩いていたら包子が売っていたので買って食べてみました。素朴な雰囲気の包子には、中に甘いタロ芋入っていて美味しかったです。

 

台北で泊まったホテルでは、包子が無料で提供されていて、お得に食べられました。日本の餡とはまた違っていて、甘さ控えめ、素材の味を生かした感じです。

 

6・マンゴーかき氷

マンゴーかき氷

 

台湾スイーツで定番なのが、マンゴーかき氷です。ふわふわのかき氷の上に、甘いマンゴーがたっぷり乗っていて、数人で食べられそうなくらいボリュームがあります。

 

マンゴーかき氷は200元~400元くらいのお値段です。台湾にあるマンゴーは種類があるので、お店によって食べ比べするのもいいと思います。

 

台北101の地下にあるフードコートにも、マンゴーかき氷のお店がありました。「思幕昔(スムージーハウス)」のものは見た目もボリュームたっぷりで数人で食べるのにちょうどよさそうです。

 

 

台湾のローカルフードの注文方法

台湾のローカルフード

 

台湾のローカルフードの注文方法は、2つだけ覚えておいてください。日本式にはない便利なやり方があるので、台湾は日本人でも注文しやすいです。

 

オーダーシートに記入する方法が多く日本人でも注文しやすい

台湾の夜市は別として、ほとんどのお店はオーダーシートに注文を書いて渡します。お店に入るときにオーダーシートをくれるので、貰っておきましょう。

 

オーダーシートがあれば、中国語がわからない日本人も注文しやすいですね。お店の前で料理の名前を覚えたら、あとは希望のメニューの横に「1」「2」など数字を書くだけでOKです。

 

台湾では通常のレストランでも、オーダーシートの方式をとっています。屋台のようにオーダーシートがないお店では、指差しなどジェスチャーで商品を伝えて、個数を言えば相手に伝わります。

 

お店に写真付きのメニューがなくオーダーシートしかない場合は、漢字で料理を予測しましょう。以下のような感じの意味を覚えておくと、辛いものや食材がわかります。

  • 煎(チエン)・・・油で煎るように焼く
  • 炒(チャオ)・・・油で炒めた料理
  • 煮(ツウ)・・・煮込んだスープ
  • 甜(ティエン)・・・甘い
  • 辣(ラー)・・・辛い
  • 猪肉(ツウロウ)・・・豚肉
  • 雞肉(チーロウ)・・・鶏肉

 

支払いは前払いが多いが後払い式もある

オーダーシートに注文を記入したら、自分からお店の人に紙を渡しに行きます。店員さんがもらいに来る親切なお店もありますが、基本は自分でお店の人に紙を渡してください。

 

お店の人にオーダーシートを渡したら、先にお金を払うときがあります。先払いなのか後払いかわからなければ、お店の人の反応をまっていればOKです。

 

ローカルフード店は前払い、レストラン系は後払いが多かったです。お店によってもシステムは異なるので、オーダーシートを持って行くときにお財布も持参しましょう。

 

台湾のローカルフードで覚えておきたいマナー

台湾のローカルフード

 

台湾での飲食店は日本と大きくマナーが違いませんが、確認したいことはあります。迷ったら周りの人の様子を見て気を付ける程度なので、台湾でローカルフードを食べるときは気負わなくて大丈夫です。

 

台湾の店員さんは積極的に注文を取ってくれる

台湾の屋台式のお店だと「言葉が通じず注文できるかな?」「なんて声をかけていいのだろう・・・」と迷うと思います。実際に台湾に行ってみたら、そんな心配は無用でした。

 

台湾の方たちは積極的に営業してくる方が多く、向こう側から話しかけてくれるのです。食べようかな、入ろうかなと日本人が迷っていたら、すかさず台湾の店員さんが声をかけてくれます。

 

営業をかけないお店は、やはり売れないです。向こう側から席まで案内してくれて、どんなメニューがおすすめなのか営業するお店は日本人も入りやすく繁盛していました。

 

地元の人と相席することも一般的

台湾のローカルフードのお店は、個人経営が多く安さが売りです。安いということは回転率をよくしなければなりません。

 

台湾のローカルフードのお店は、回転率を高めるため相席が多いです。相席は地元の人と一緒になることもあるので、台湾に住んでいる人がどんなメニューを注文しているのかわかります。

 

また台湾の人は基本フレンドリーなので、相席で仲良くなることも。田舎のおじちゃんやおばちゃんと相席になるような感覚で、食事を楽しんでくださいね。

 

箸や飲み物は基本セルフサービス

台湾でローカルフードを食べるなら、セルフ式が多いので注意しておきましょう。箸はテーブルの上か、サイドにある棚にまとめて置いてあることがあります。

 

ティッシュも備えていることが多いので、取り皿が汚れているときや、テーブルが汚れているときは自分で拭いてください。

 

セルフのお茶が置いてあるところもあるので、自分で人数分を持ってきましょう。

 

飲み物の持ち込みがOKのお店が多い

台湾の飲食店に入って驚いたのが、お客さんたちの多くが飲み物を持参していたことです。ほかのお店で買ったドリンク類を持ち込んでいたので、日本の感覚だと驚きました。

 

台湾では外で飲み物を買うことが一般的で、ドリンクカップを持ち歩く若い方も多かったです。テイクアウト専門のドリンク店で飲み物を買ってから、飲食店に入ることもできます。

 

台湾の飲食店で水は出てこないので、多くの方がほかで買った飲み物を持ち込んでいました。もちろんコンビニで買ったお茶や水も持ち込んでOKです。

 

飲み物が用意されている飲食店は、すごく甘い紅茶のような飲み物が置いてありました。日本では無糖のお茶が基本なので、食事に甘いお茶を合わせるのは理解できませんよね。

 

テクアウトOKなので残したら店員さんに言おう

台湾ではテイクアウトは普通なので、注文し過ぎて食べきれなかったら持ち帰ることができます。どこのお店でも持ち帰り用の容器を用意しているようです。

 

テイクアウトが必要なときは、お店の人に「打包(ピンイン)」と伝えれば、持ち帰り用の容器をくれます。最初からテイクアウトしたいときは「外帯(ワイタイ)」と伝えます。

 

料理はお店の人が運んでくれる

台湾はセルフ式のお店が多いとはいっても、料理はお店の人が運んでくれます。注文を終えたらそのままテーブルで待っていましょう。

 

食べ終わったら片付けずそのまま席を後にしてOK

台湾では食べ終わってからも、自分で片付ける必要がありません。日本のセルフ式だとお盆やお皿を自分で片付ける方法が多いので、迷ってしまいますよね。

 

台湾では、ローカルフード店でもレストランでも、食べ終わったらそのまま食器を置いておいてOKです。迷ったら周りの人がそのまま置いてあるのか見ておくといいですね。

 

台湾のローカルフードは気楽に楽しもう

台湾のローカルフードは価格が安く、たくさん食べてもお財布が痛くないのが魅力。細かいマナーやルールもそれほど気にする必要がないので、日本人でも楽しみやすいでしょう。

 

お店での注文方法は、中国語や英語が通じなくても、指差しでOKです。オーダーシートでの注文方法が一般的なので、言葉が通じない日本人でも安心ですね。

 

美味しいものがたくさんある台湾に行ったら、怖がらずどんどん注文してみてください。台湾の方は基本フレンドリーで気さくな方ばかりなので、現地に行けば心配なんて吹っ飛んでしまいますよ!