台湾旅行や観光におすすめ移動手段4つ

台湾の移動手段

 

「台湾旅行での移動手段は?」「観光に使える移動手段が知りたい」
台湾をめぐるなら、電車やバスなどの交通手段が気になりますよね。

 

はじめて台湾に行くなら、MRTとタクシーがおすすめです。バスも使えますが乗車方法が複雑でわかりにくいので、初心者は止めておきましょう。

 

実際に台湾に行ったときに便利だった、目的地別の交通手段を解説していきます。

 

台湾旅行や観光におすすめの移動手段4つ

台湾の移動手段

 

台湾旅行で観光に仕える交通手段は、4つです。MRT、電車、タクシー、レンタサイクルを考慮しておきましょう。バスは、主要観光地以外は使いにくいです。

 

1・空港からの移動手段はMRTがおすすめ

台湾の移動手段

 

台湾にあるMRTとは、地下鉄のこと。2017年3月に桃国空港からMRTが通るようになり、台北市内へのアクセスがよくなりました。

 

日本から桃国空港に到着したら、まずはMRTで目的地まで移動しましょう。桃国空港からは、第1ターミナルと第2ターミナルどちらかから乗車します。第1ターミナルはLCCの格安航空を使ったとき、第2ターミナルはANAや日本航空などを使ったときに使う駅です。

 

空港から乗る路線は紫色の「桃園MRT機上線」です。空港が始発ではなく、台北駅に着く間にも途中で停車するため、一般の方も乗車しています。台北まで移動するなら「台北車站駅」で下りてください。台北車站駅は終点なので迷わず便利。

 

桃園空港から台北市内までは、35~40分くらい、料金は150元です。1元約4円で換算すると、空港から台北まで約600円で移動できてしまいます。運行時間は6時前から23時30分までで、かなり便利な交通手段です。

 

台湾の移動手段

 

注意したいのが、MRTでは飲食禁止なこと。水やガムなども禁止で、乗車する前に水分補給をしておいてくださいね。罰金は1,500元からと高額なので注意しましょう。

 

ちなみに桃園空港からの移動手段は、ほかにもエアポートバス・ホテルバス・タクシーもあり。空港から高速バスを使うと130元、ホテル直行バスも使えます。タクシーは1,200元前後で、4,800円くらいをみておきましょう。

 

桃園MRT捷運線(紫)

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桃園空港から台北へと結ぶ路線です。直行(急行)と普通(各停)があります。

 

淡水信義線(赤)

台北から中山駅、士林駅、台北101近くの駅を結ぶ路線です。

 

板南線(青)

台北中心部から、龍山寺方面に行く場合に使う路線です。

 

2・九份までの移動手段は鉄道&タクシーがおすすめ

台湾の移動手段
私たちは、1泊目が九份だったため、桃園空港から直接九份へ向かいました。空港からはMRTを使い台北へ、さらにローカル線に乗り換えて移動します。

 

台北車站駅からは、鉄道に乗り換えると安いです。台湾鉄路は、瑞芳駅まで移動しましょう。台北車站駅から瑞芳駅までは40~60分、49元~76元です。指定席をとらなければ座ることは難しいので、立ち乗りが基本です。

 

瑞芳駅には、駅前に黄色いタクシーが多数あります。タクシーは20分ほど、205元の一律料金のため、ぼったくられる心配がありません。タクシーの運転手が積極的に営業してきて、「九份まで行くのか?」と聞いてくれるはずです。発車する前に値段交渉もしてくれて安心して乗ることができます。

 

3・台北からの移動手段はレンタサイクルが便利

台湾の移動手段
台北市内を移動するなら、MRTかレンタサイクルの利用がおすすめです。近場をめぐるなら「YuBike」というレンタサイクルを使って移動すると楽。

 

YuBikeは「微笑單車(ユーバイク ウェイシャオタンチョー)」です。台北市政府交通局が運営するレンタサイクルで、市内に約400ステーションがあります。レンタルや返却は、どのステーションでもOKです。

 

レンタサイクルはクレジットカード対応で、ICチップ付きのクレジットカードをかざします。カードをかざしたら90秒以内にスタンドから自転車をはずしてください。最初の4時間まで30分毎10元で使えます。

 

または悠遊卡(ゆうゆうカード)でも乗車できます。悠遊卡カードを使う方法は、会員登録と現地の携帯電話番号が必要です。携帯電話番号がある方は、挑戦してみましょう。

 

リンク:YuBike

 

4・バスはビギナーにおすすめできない

台湾の移動手段
台北市内で3回バスに乗った私たち。はっきりいって、主要観光地へのルート以外は、バスを使わないほうがいいです。

 

私たちが乗ったバスは、国立故宮博物院までと、国立故宮博物院から迪化街までの移動で使いました。国立故宮博物院へのルートは観光客もよく乗るようで、日本人観光客の姿もありました。バスにも大きく「国立故宮博物院」と書かれているので迷いはなかったです。

 

問題だったのが、国立故宮博物院からバスに乗り迪化街まで行くルート。途中でバスを乗り換えて行かなければならず、普段観光客が乗らない路線だったみたいで、かなり苦戦しました。

 

台湾のバスは、各バス停に必ず停車するわけではありません。乗車人数が少ないと、運転手さんが「どこで降りるのか?」と聞いてきます。私たちの場合、明らかに観光客の私たちと現地の人1人しかいなくなり、運転手さんが不安を感じて「どこまで行くのか?」と聞いてきました。

 

幸い、同じバスに乗っていた現地の方が英語を話せたためよかったのですが、運転手さんは英語がわからない人も多いです。台湾のバスは停車する場所もあいまい、マイクロバスのようなバスもあって、日本人にはわかりにくいと思います。

 

しかし台湾のバスは安いので、乗り慣れると便利です。15元からなので、100円もかからず移動できてしまいます。台北市内は一律15元です。15元以上のブロックを乗車する場合は、下車するときにも悠遊卡(ゆうゆうカード)をタッチしてください。

 

バス停を見つける

バスを利用して移動する場合は、乗車するバス停をまずは探しましょう。バス停には路線番号や停留所名が書かれています。同じバス停に停まる場合でも違う路線もあるので注意が必要です。台湾のバスは電光掲示板にバスの状況が出ていて便利だと思いました。

 

バスに乗車する

台湾のバスは、手を上げて乗車する意思を示さないと乗れません。国立故宮博物院行きのように多数の人が乗る場合は、手を上げる必要はありません。

 

現金でバスに乗る場合は、釣り銭が出ないので小銭を用意してください。悠遊卡(ゆうゆうカード)であれば、感知器にカードを当てるだけです。料金は前払い(上車収費)と後払い(下車収費)の2種類があります。

 

カードをタッチするのか迷ったら、現地の人の真似をするといいですね。

 

バスを降りる

降りたいバス停が近づいてきたら、ボタンを押します。日本と同じシステムで迷いません。わからなければ運転手さんに「〇〇で降りる」と言っても停車してくれます。

 

台湾での移動に使える悠遊卡カード

台湾の移動手段
台湾でMRTやバスに乗る予定なら悠遊卡カードを使いましょう。日本でいうSuicaのようなICカードのことです。

 

悠遊卡カードは、初回購入時にカード代として100元必要です。カードを購入したら100元ごとにチャージできます。カードの購入やチャージは駅構内で。チャージはコンビニでもできます。

 

桃園空港からMRTを乗るなら、駅で悠遊卡カードを購入しておきましょう。カードの購入は日本語表記もあってわかりやすい。チャージはお釣りがでないので、100元札を事前に両替しておいてください。

 

駅構内に両替機などは見当たらなかったので、私たちはコンビニで何か買ってお札を細かくすることが多かったです。コンビニでチャージすれば、いくらチャージするか聞いてくれるので便利だと思います。

 

台湾の移動手段

 

桃園空港にある改札口周辺には両替機がありました。改札口には親切な駅員さんがいて、日本人にも丁寧に悠遊卡カードの買い方を教えてくれましたよ。駅員さんはとってもフレンドリーです。

 

悠遊卡カードのお得ポイント

悠遊卡カードを使ってMRTやバスに乗ると、乗車料金が2割引になります。たくさんMRTやバスに乗る予定なら、悠遊卡カードの利用がおすすめです。

 

悠遊卡カードの返金

悠遊卡カード自体に利用期限はありません。また台湾に行く予定がある方は、返金せずそのまま日本に持ち帰るのがおすすめ。

 

もう台湾に行かないという方は、悠遊卡カードのチャージを返金してもらえます。払い戻しは、手数料20元かかります。一度払い戻しをしたカードは使えません。

 

悠遊卡カードは、コンビニ、一部のタクシー、国立故宮博物院の入場料購入にも使えます。返金するより、使い切ってしまう方法もおすすめです。

 

単程票(トークン)

MRTで切符を買うと、単程票(トークン)がもらえます。ブルーのコインタイプの切符です。地下鉄に乗る機会が少ないなら、トークンの購入がおすすめです。駅構内で購入し、金額は20元~65元まであります。

 

一日票

MRTの乗車券には、1日乗り放題の券もあります。150元で1日のみ使い捨てタイプです。

 

台北捷運24小時票(MRT24時間フリーパス)

使ってから24時間乗り放題になります。24時間なら180元、48時間なら280元で購入ができます。72時間380元のタイプも購入が可能です。

 

交通機関に乗る自信がない方はタクシーがおすすめ

台湾の移動手段

 

台湾でMRTに乗車する方法は難しくありませんが、乗りこなす自信がない方はすべてタクシーでも意外と料金は高くありません。桃園空港から台北までや、台北から九份まで、のように遠距離だと費用が高くなりますが、それでも数人で割ればリーズナブルです。

 

台北のタクシーは、メーター制です。初乗りは1.25kmまでで、70元で乗れます。70元とは1元4円換算で280円なので、日本のタクシーの約半分の料金。

 

1.25kmを超えると、200mおきに1メーターで5元上がります。待ち時間も日本と同様に料金が加算されるので、その都度乗車するのがおすすめです。

 

台北市内の移動は、100~200元が相場です。市内の移動であれば、400円~800円程度で、数人で乗れば公共交通機関並みに安くすることができます。

 

注意したいのが、桃園空港から台北市内まで。空港乗り入れ料金や高速道路料金も加算されるので、1,200元程度と高くなります。

 

タクシーの乗車方法

タクシーを見かけたら、手を上げてつかまえます。空車かどうかは、日本と同じ「空車」でわかりやすい。道路わきでタクシーを探していると、タクシー側が停まって声をかけてくれることもあります。

 

ドアは自動ではないので、自分で開け閉めしましょう。

 

行き先の伝え方

タクシーの運転手は、基本的に英語や日本語が通じません。行先を言葉で伝えられない場合は、スマホの表示を見せると便利です。瑞芳駅にいるタクシーの場合は、片言で簡単な英語が話せる方も多かったです。

 

台湾の交通手段はMRT・タクシーが主流

台湾旅行で観光の際に使いやすい交通手段は、MRTとタクシーです。できるだけ交通費を節約したい方はMRTの利用を検討してみましょう。予算余裕がある方は、全部の移動をタクシーにしてもそれほど高額になりません。

 

予算別に交通手段を選んで、楽しい台湾旅行にしてみてくださいね。私の場合は、予算を節約したかったため、ほとんどMRTでした。日本の地下鉄と台湾のMRTの使い勝手はそれほど変わらず、難しくありませんでしたよ。